仮想世界に生きる少年
「『Xファイル』か…どうして『Xファイル』のことを聞きたいんだ」




「ただ…知りたいだけだ。リュウはどこまで知っているんんだぃ」




「俺はファイル名しかわからない」






「中身に一体何が入っているのか、小さいことでもいいから教えてくれないか」






「本当に知らないんだ」





「もし見つけて、開いた時、何かが起こる…アウルから『探すべきじゃない』と言われてから『G』に取っては悪いものなんだろ」






「…俺たちは任務で言われたけだ」





「任務ね…」






「任務で『Xファイル』を探している者を探しだし、殺害しろってね」







「またか…」







「結局どうだったんだ」







「調べたがそんな奴いなかった」







無理もない話だ。
『C』のメンバーと勘違いしている奴らが俺を探して見つからなかったんだ。








『Xファイル』を探している奴を見つけろなんて無理に決まっていた。







「わかった」








俺は用事を済ませたので牢屋から離れようとした。










「ちょっと待てよ。
もう少し話さないか。
俺は暇で仕方がないんだ」







「済まない」












俺は地下の部屋から離れた。
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