仮想世界に生きる少年
「どうして」




「ヨシト様に渡さないといけない物があるんだ」




俺はヨシトを見た。






「ヨシト、俺にも見せてれないか」







ヨシトは考えてから、「いいよ」と許可を出した。







「ヨシト様、いいんですか」





「いいよ。それにタクヤも一度見たものだからね」






俺達は研究施設に入った。








入る前に「タクヤ、ここのことは極秘だからな…」と親父から言われた。








俺が研究施設に入ると、一つの装置に視界が入った。









「あれは…」








様々な角度からライトが照らされていた。













「そうだよ。君も知っているドライブシステム…『GDS-01A:ギア』だ」
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