仮想世界に生きる少年
俺は車が来たので乗り、伊藤のいるビルへ向かった。




護衛に連れて行かれて伊藤の場所に案内をされた。




前と変わらない護衛の人だったが、相変わらずだ。




何も話さない。












俺は扉をノックした。






「開いてるよ」









俺は部屋を開けると辻本がいた。


ヨシトも横にいた。








二人ともソファーに座っていた。






伊藤もソファーに座っていた。











「久しぶり、辻本」





「久しぶりね。『デレーブ』以来よね」





「ああ…」












俺は伊藤に話したいことが沢山あった。





だが、まずは目の前の仕事を片付けることが重要だった。







「伊藤…少し辻本と話をしてもいいか」





「どうぞ」








俺は伊藤の横に座った。




目の前には辻本とヨシトが座っていた。








俺は世間話もせずに本題に入った。











「俺が辻本に話したいことがあって辻本を呼ばせてもらった。
俺に『W』のサーバへのアクセス許可を承認してくれ」
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