仮想世界に生きる少年
34. 論文
俺と京野は『PCの世界』に入った。





三十秒の短い時間内でサーバへ向かった。





サーバへ向かうのは慣れていた。









俺はいつも軍施設にアクセスするとき、最初に向かうからだ。


そこから情報を観察した。


システムの構造は国ごとに違っても、長年の経験でどこにサーバがあるのかを探すなど朝飯前だ。












俺の後ろを京野は付いてきた。














俺はサーバの入り口に着いた。









だが、間の前に壁があった。









俺は京野に時間を聞くと二十秒経過と言われた。




あと十秒でここが開くのか…









俺のやることは簡単だ。『Xファイル』を検索で探すだけ。






見つからなければ、他を検索するするしかない。








十秒経ち、サーバへの入り口が開いた。









俺は開き途中にも関わらず、潜入した。








完全に開く前に無理やり入った。








完全に開くまで待つなど時間の無駄だからだ。










内部に侵入し、検索する場所を見つけた。













俺は『Xファイル』と入力した。






検索を始めた。






時間を聞くと、現在一分…









早く検索が終わらないか…













検索結果が出た。
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