仮想世界に生きる少年

35. 意識

俺は辻本、ヨシト、京野と別れた。







辻本達には見つけられなかったと説明した。







辻本が京野に説明を要求した。京野の説明でも『Xファイル』は見つからなかったと話した。









そのあとに別のキーワードで探していたと話した。








俺はその資料が関係なかったと説明した。














だが、俺は辻本にも、京野にも嘘をついた。










『Xファイル』は見つからなかったが、『超越者』の情報は得た。









アウルと話した時、『W』で研究されていた『第六の系統』、『Xファイル』を見つけてほしくない『G』、『超越者』の神山ミコト








俺の考えでは、『Xファイル』と超越者には繋がりがあると考えた。













その結果、『Xファイル』は見つからなかったが、新たなキーワード『金本ユウジ』を見つけた。











さらに、ポインタ090―810の住所を知った。














俺の目的地はポインタ090―810だ。















『ヘブン』の国、ここから電車で一時間ほどの場所だ。














電車に乗り、目的地に向かった。
















駅を降りて地図を見ながら目的地に向かった。













目的地はアパートだった。表札を一つ一つ見ていくと『金本』と書かれた部屋があった。

















俺はインターホンを押した。














ピーンポーン…