仮想世界に生きる少年
俺は別にこの世界が好きでも嫌いでもない。









伊藤に教えて、仮想世界から出ることになったとき、俺は選択すればいい。









戻れる人間は限られている。









俺は情報屋だ。








契約をした以上、最後までやる。







それが俺のポリシーだ。









だが、この仕事を終えた後、俺はどうなるんだ。











伊藤に情報を提供すれば、俺は無職か…








それだけは避けたい。



















俺は喫茶店に行き、金本の話をまとめたレポートと一枚の書類を書いた。
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