仮想世界に生きる少年
40. 終焉
俺はレポートを書き終え、伊藤に連絡をした。









場所を伝えた後、煙草を吹かしながら待つと車が一台来た。









俺は車に乗り、伊藤のいる場所まで向かった。





















到着した場所は前に来たビルだった。
















車を降りるといつものように黒いスーツの男が数人立っていた。









「久しぶり」と話したが、護衛の男達は無視をした。







俺は最上階の部屋に案内された。












俺は入口の扉をノックした。











トントン…












「開いてるぞ」










俺は扉を開けた。













伊藤はソファーに座り、書類を読んでいた。













「よう、調子はどうだぃ」












俺は伊藤に話しかけた。












「俺はいつでも絶好調だ。
山本こそどうだ。
『Xファイル』は見つかったか」










俺はレポートをリュックから出した。








伊藤の目つきが変わった。














「見つけた。これが『Xファイル』の内容だ」
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