仮想世界に生きる少年
「このゲームはここで終了となる。
しかし、物語はまだ続きがある」



俺の感情は一気に下がった。



まだ続きがある。



俺はPC画面に注目した。






「これから話す内容はゲームをクリアした者にしか教えることができない。
また、この映像が流れた後、セーブデータを消去されてしまう。
そのことだけはわかってもらいたい」






突然、ゲーム画面に一つのボタンが現れた。






『インターネット回線を接続して『Enter』を押してください』






インターネットは昔から接続されていた。






『Enter』を押そうと思ったが記録として残してたかった。



俺は部屋を出た。



家政婦がキッチンに居たのでビデオカメラを出すように指示した。



俺の姿を見て驚いていた。



俺はもう何年も前から自分の部屋から出ていなかったからだ。



家政婦はすぐにビデオカメラを出した。



俺は部屋に戻り、ビデオカメラをセットして『Enter』を押した。
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