仮想世界に生きる少年
7. 情報
俺はわけがわからなくなった。



PCのデータが全て消えていた。




俺は家政婦を呼び、PCを見てもらった。




家政婦は専門家に頼むべきだと話したので、PC店の場所を教えてもらい、持って行った。





係員に状況を説明するとPCにウィルスが流れたと話された。




どうすることもできないと言われてしまった。








『セーブデータを消去されてしまう』






ふざけるなよ






『PCデータを消去されてしまう』って言えよ。







俺はデータの入っていないPCを持ち、家に帰った。








家に帰ると、家政婦はご機嫌だった。


どうしてなのかはわからない。


俺は部屋に戻ったが何もすることが無く、家政婦の所に行った。







「何か手伝いたいんだけど」






暇になった俺が言ったことで家政婦はさらにご機嫌になった。





俺は夕食の手伝いをして、家政婦と一緒に夕食を食べた。




その頃から家政婦と食事をし始めた。










あるとき、家政婦が俺に相談してきた。



高校進学のことだった。





俺は学校に一度も行ったことが無いし、興味もなかった。



暇つぶしのつもりで『行く』と言ってしまった。
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