仮想世界に生きる少年
俺はアックと別れた。




そして、『電子分身』を使い音速を超える速さで電線等を移動し、アックをとらえた。



奴が能力を使う前に用事を済ませるべきだ。





俺は銃をアックに向けた。












銃弾は『ヘブン産』のものだ。







殺傷能力はない。


どこに撃っても死なないのがこの銃弾の特徴だ。


ただし、命中したら記憶が消えてしまう作用があった。


それは人それぞれだが、最低でも五年分は消えるらしい。


数年前に伊藤から送られたものだったが、これほど便利な銃はない。


情報を入手し、知られたくない情報を捨てさせるやり方としては最高の品だ。
















俺はアックに向けて銃弾を撃った。



アックは俺の方を見たが意味がない。








俺はもう一発、今度は服の着ていない皮膚に撃った。













アックは倒れた。


















その後、俺は自分の身体に戻り、『ノワール』に向けて出発をした。
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