仮想世界に生きる少年
「送るわよ」



「いや、俺は一人で帰る」








そう言うと俺は辻本達と別れた。














俺は『ヘブン』行きの船に乗り、故郷に帰ることにした。










船に乗り、レポートを書きながら、何日も船で過ごした。














『ヘブン』に到着する日になった。



俺の作っていた報告書も書き終えた頃、船長が船内に連絡を入れた。






「お客さん、甲板に出ろ。すごいものが見れるぞ」






そう聞いたお客はみんな甲板に出た。














そこには巨大な戦艦や飛行機が『ヘブン』に向かっていた。











どこの国だ…









俺は確認をしようと思い、双眼鏡で観察した。








こいつらは『デレーブ』か。








この前の事件で『ヘブン』に仕返しに来たのだろう。









お客も船長も船員も軍の光景を見て喜んでいた。













手を振るものや写真を撮るものと記念を残そうとしていた。










俺も一枚写真を撮ろうとしたが…












空中を高速で移動する物体が視界に入った。











何だ…
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