眼鏡っ仔☆@男子校
『凄....』
『そうだろう??』
『おわっ?!』
『驚かせました??』
ちょっとイタズラな笑みを浮かべ
ネームカードを軽く
持ち上げる。。
ヤマムラ ヨウヘイ
山村 洋平
……美形..
じゃなくて!!!
『──あの、』
『ん?』
『コーチですか……?』
私がそうきいてしまったのも
そのハズ....その人は
スーツだったから。。
けどバスケットボールを
いじくってる。。
指先でボールをクルクル
ずっとまわしてたから....
上手いだろうな、とは。。
『ん?一応、そうだけど?』
やっぱり
そうみたい、
というかこの人以外に
それらしき人物が
いない。。からきかなくても
断定できたのだが。。
──馬鹿な私。
『トコロで.入部、決まった?』
はい
と答えるべき?
いいえ
と答えるべき?
直感を信じた私は
『はい。』
と答えた。。
『そこは何部??』
『バスケ部です。』
強くしっかりと答えた。
『....そっか。』
なんとなく納得した様子。。
『はい、どうぞ。』
渡されたのは入部届け。。
『放課後、またきます。』
『──待ってます。』
笑顔な先生に
私も笑顔になった。。
『〜〜♪』
そして先生が
微笑んだ理由も
知らずに……。。
『似てるな。。』
先生が呟いた一言。。
その似てる人に会うのは
もう少し後。。