眼鏡っ仔☆@男子校


びくっ………


『どうかしたか??』

ぽんぽん、と頭を撫でられる。

ぽんぽん、と撫でられると同時、
前髪が揺れる。


『あの...ね。』

『ん………?』

『腰、抜けちゃったの...。
 だから。聖がいないと
 たってらんなくて...。』


あーもー。なんか
聖に頼らなきゃいけないフラグが
多いよー。。。


『鍵。』

『えぇと………胸ポケットに
 入ってる。』

『────自分でとれ。』

即答ですか、。

『腰支えててね。』

『了解ゞ。』

んー...。手にも力
入らなくなるんだ...。


紐掴んだー。あと少し...。





──ふるふる.。


とれない...。


『聖、様...。とれなぃれす。
 紐引っ張ってくだしゃい.。』

涙が溢れてくる。
──もぅ、やだ。
聖の前で2度も泣くなんて……!!


『泣くな。とってやるから。』


──また優しい聖...。

調子、狂っちゃうよ...。


『ホレ、鍵だ。』


『ん...。』

コシコシ...。
目を擦る。

『───///〜』

『………?』





聖..がっ。聖がっ………
照れてるよ..!?
てゆぅかナンデ??


『聖...。あのね……?』


『ん??』


『こわいの、……こわいの。
 だから...一緒にいて?
 ちょっとだけでいいから。』


お願いだよ。こわいんだから。

ギュって聖に抱きつく。


『聖が嫌なら、いいけど……。。
 ケーキも紅茶も
 ご馳走するからっ。ね?
 いいでしょ………?』


聖を見上げる………ッ!?

さっきとは一変、
ドス黒い雰囲気が...。


私……。。。

なんか悪いことでも………!?


『じゃぁ、ケーキ
 ゴチになる。』



勝手に部屋の鍵つかって
ドンドン部屋の奥に
聖は入っていってしまった。


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