眼鏡っ仔☆@男子校


『美味いからこの店ドコって
 きいてるんだ。クレーム
 つけに行こうとか
 全っ然おもってねぇぞ?!』



──エスパーですか??
このお方...。


『...ぇっと。

 私………私がつくったの。』


もぅ不味いとか言って
誤魔化せないぞ!

だって、もぅ美味いって
いっちゃったんだもん☆



『………。。
 コレ、酒入ってるだろ??』

『んー??わかんない☆★』

『酒、はいってるな。
 クラクラするし...
 頭、痛い……。』

ちょ?!ヤバくないですか??

『座ってるソファで
 横になって。』

てゆうか、私……
そんなお酒入れたかなぁ??

それかただ単に聖がお酒、
弱いだけかなぁ??


『んっ………。
 柚子、柚子、手……。。』

聖が手を出す。


──握ってて欲しいって事かな?


『はい。ギュッ☆』

聖の手を握る。

そうすると聖は私の手を
頬に当てた。

『柚子の手...。冷たくて
 気持ちいい...。』

『そんなにキツいの?
 大丈夫???』


そんな時...。
インターホンが連打された。

ピンポン、ピンポン、ピンポン!

『誰………?』

『柚子…。開けてくれっ。
 麗人だっ。開けてくれっ。
 はやく、はやく。
 来るっ!はやくしろっ。』



なんかわかんないけど。
いそいでるみたいだし。

はやく開けてあげないと。



『………ッ?!』

そこにいたのは唇の端が
切れた麗人と...。




数メートル後ろに
黒い影………。。






───悪魔だ...。


『麗人、なか入って!
 はやくっ!!』



麗人の腕をグッと掴んで
投げるように部屋に入れた。


カチャっ。




黒い影が
微笑んでいた………。。



ヘタンッ。

そして私は...
座り込んだ………。。


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