眼鏡っ仔☆@男子校
『聖、話があるんだ。』
そう麗人がいった、けど
聖はケーキを食べていた。
『なんだ…??』
『いや、ちょっと、な。』
『もしかして、
あの男のことか?!
麗人、お前。
殴られたんだな………!?
お前も柚子もあの男と
何があって………!?』
『聖、黙れ。
普通、人には触れられたく
ない話題や出来事も
あるだろ………?』
麗人から感じる冷たいオーラ、
そして眼...。
『悪かった。』
しゅんとした聖...。
『いや、さっきの言い方は
ちょっとアレだったな...。
許せ。それで例の男
なんだが...。
────俺の兄貴だ。』
一瞬、
その場の空気が止まった。
息をするのが
苦しくなった。
喉の奥を何かが
つっかかっている変な感じ。
『そして...。』
麗人は私をみた。
私は【うん】と言う変わりに
頷いた………。。