眼鏡っ仔☆@男子校
今。
その後、私は泣き続けていた。
嘆いていたというニュアンス
のほうがもしかしたら正しい
のかもしれなくて…。
涙が枯れた後も私は
ずっと肩を震わせていた。
『──俺だったら、
そんな顔、させないから。
兄貴と違うから。』
ありがとう...。麗人。
でも、やっぱり麗人には
異性としての好きっていう
感情…私にはない。
『ごめんね...。麗人。』
麗人はただそれだけで
何か、を感じとってくれた。
幼なじみっていう関係が
心地いい...。
....
これからも幼なじみとして
支えてくれる……よね??
──────麗人。