眼鏡っ仔☆@男子校
今。
とっくに涙は枯れていて。
ただ、声だけが...。
嘆き声が...。
『柚子...つらかったな。』
麗人のほうが
もっともっと
つらいハズなのに...。
『麗人……』
私を撫でてくれた温かい手、。
横顔は哀しみにくれていて。
聖の横顔は...
何か考えているような...。
ものふけっている、そんな
感じで……。。。
『でも...。
晃人っていう悪魔か、人間か、
定かでない者は犯罪を
犯したかどうか...
わかってないんだろ?』
確かに……そぅだけど、。
そう、だけど。
『だったら...。あえば?』
そうだよね。
あえば...いいんだよね。
あって話せばっ...。
『────ッ...。』
頭に痛みがはしって
手で頭に痛みがはしったトコロを
おさえる。
.───離したのは
麗人の手だった...。