眼鏡っ仔☆@男子校
未来へ繋がる事実。
ガチャ...、。
扉を開けると晃人はいた……。
危険かも...、。
扉を完全に今は開けない方が
いい……。。。
『今になって何ですか?』
刺々しかったかもしれない。
けど晃人にはこんな
言い方しかできなかった。
『麗人もいるだろ?』
―──何をいいたいんだろう、
この...悪魔は。。
やつれた悪魔。。晃人の顔が
歪んだようにみえたのは...
───気のせいだろうか。
気のせいじゃなかった。
晃人の口から
深紅の...液体。
紛れもなく血が流れて
いたのだから。
晃人は悪魔じゃない。
誰かの……操り人形だと。
何処かで私の脳は判断した。
『───麗人...。
あのね、晃人は人を
殺した。たしかにあの日
想優を殺した。でもね。』
私の錯覚かも知れないの。
ネトリと重い沈黙と
晃人の血...。
『晃人は自分の意思で
殺したんじゃないんだ...。』
誰かに操られてたんだ。
追い込まれてたんだ。
...一個
ひっかかった晃人の言葉...。
もしかして
あれは……
【僕からは逃げれない。】
そんな言葉じゃ
なかったかもしれない。
どうして私は他の可能性を
見出して
あげれなかったのだろう。
今になって気付いた。
もしかしたら
【想優からは逃げれない。】
って言ったんじゃないだろうか、
って……。。。