眼鏡っ仔☆@男子校
「抜け駆け、駄目。」
「柚子も俺のこと好きだろ?」
な?、という顔で問いかけてくる聖。
「う、ぅん。」
ざまーみろ、という顔を隼人にみせる。
「じゃあ、キスしたい。」
───っ?!
みゃ、脈絡なくなぃ?!
「おまいら、はよ、作戦会議するぞ?」
滝沢先生が呆れた顔をしてる。
「もう、全部、説明したから。」
優しい微笑みを浮かべる麗人。
──ナニコレ、怖い。
冷徹男が笑ってる…、。
「いたっ。」
「ぼさっとすんな。」
麗人に資料の端で頭を叩かれた。
…資料?
「ねぇ、麗人…それ……。」
「お前が日曜日まで待てれないのなんか
わかってたからな。」
「麗人…。」
ありがと。麗人。
大好き、幼なじみとして、ね。