眼鏡っ仔☆@男子校
いつの間にか、放課後。
ほとんど麗人が案を練ってあったやつが
おおもとの作戦。
家におしかけたら。そのあと
作戦どおりに行けるわけがない、だけど…
あったほうがこころが楽。
「、。おーい。」
お兄ちゃんの声がきこえる。
────幻聴?
夢?これはナニ?
「柚子、体育館に行きたい。」
「何で?」
「バスケがみたい。」
─────は?
「違うでしょ。」
後ろから綺麗な声。
あ…。菜摘実さん。
「ただ、会いたい人がいて。」
哀しそうな横顔だった。
ナンデ私のまわりのひとたちはみんな…
哀しそうなんだろう?