眼鏡っ仔☆@男子校


「会いたい人って山ちゃんだろ?」

「…山ちゃん?」

彼女が首をかしげる。

てか、滝沢先生のしってるひと?

私もしってるひと、かな?


…バスケ、山ちゃん…。

バスケ……。やま、山…。



あ。


「山村洋平っ!?」


私が大きな声でその名前を叫んだ瞬間、
菜摘実さんの顔がこわばったきがする。


「先生、つけろ。」


麗人に注意されてでこぴんされた。


「すいません…。。」


「そぅ、私、その人にあいたいの。」


覚悟したような瞳。


「案内すっか♪」


ことの事態を軽くするように拓くんが
くちをひらいた。


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