眼鏡っ仔☆@男子校
二人きり
『きゃあっ?!』
片手で私を抱えながら
生徒会のドアを開ける。
──麗人
こんなにも力があったんだ。
つい、凝視してしまう。
『何だ?』
『うぅん……。』
そして……。。。
麗人
彼女いるのかな....?
って思う。
まだ立ち上がれない私を
ソファにおろしてくれる。
『あ、アリガト……。』
『別に。』
かすかに頬が
紅に染まっているのがわかる。
幼なじみなんだから、
この位、わかっちゃうんだよー♪
お馬鹿。。。
『麗人ー?』
『ん?』
『彼女っているのー?』
『いる訳ねぇだろ。』
いないんだ....
なんか何とも言えない。
嬉しくもないし悲しくもないし
──なんか微妙....
『そーゆーお前は?』
『初対面の人にブスって
いわれたんだよ?!
いる訳ないでしょ?!』
『そうか。』
そうか。って淡々と
返されちゃ私も辛いよ。。。
『それにしてもキレーな
生徒会室。。』
『ああ、まぁな。』
──何か麗人の様子が変……??