眼鏡っ仔☆@男子校


……止めどなく流れる

沈黙。。。



【じゃあ、私コレでっ!】

何ていう事もできない。




今私は麗人の腕の中。


昔はか弱くみえた
麗人の腕が強そうに
みえる。。というか
強い。



私を支えることが
できてしまうのだから。


淡々と階段をのぼっていく。



何故か私の部屋の階
そして私の306号室の前。。


───?



何でだ???


『──。。』

麗人の顔を下から覗くけど
返事が返ってくる様子もない。


『はなしてしてくれる?』

ちょっときれ気味に言った
私の声で麗人は現実に
引き戻されたようで。。







『俺、変だな。』

麗人の独り言がなぜか
可笑しくて可笑しくて……



『フフっ。』

て笑ってる自分がいた。



鍵を差し込む。。






ガチャ



『おにーちゃん!ただいま♪』

パタパタとスリッパの音。

『お帰りって……?
 か、彼氏?!』

『そんな訳ないでしょ!
 覚えてない??』

『嘘に決まってるだろ、
 馬鹿が。。麗人、よろしく
 頼む。うちの馬鹿ないもぉ…』

『馬鹿じゃない。』

ムカついたので訂正を。

馬鹿ではない。
ちょっと常識がないだけ(笑)




しかし
全くもってさっきから
麗人がしゃべらないんだ。。


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