ストロベリー・ラブ
ほ、本当に寝てたんだ……。
よかった……。
なんだかほっとしちゃったあたし。
結局、その授業で鈴谷くんが起きることはなかった。
起きたときも、いつも通りの鈴谷くんで、さっきのことは覚えていなくて。
「授業中に話してたの!?いいなあ~っ!」
お昼休みに奈々に話すと、そんなことを言われた。
「よくないよっ!あたし、すごい見ちゃってて……」
「でもバレてないんでしょ?なら大丈夫じゃん!」
「鈴谷くんは寝ぼけてるからって言ってたけど……」
「もう!真央、ネガティブすぎ!見てたって、知られたら知られたで損はないじゃん?意識してもらえるかもだし」
奈々はポジティブすぎるんだよ……。
あたしはネガティブじゃない!普通だよ、普通。
よかった……。
なんだかほっとしちゃったあたし。
結局、その授業で鈴谷くんが起きることはなかった。
起きたときも、いつも通りの鈴谷くんで、さっきのことは覚えていなくて。
「授業中に話してたの!?いいなあ~っ!」
お昼休みに奈々に話すと、そんなことを言われた。
「よくないよっ!あたし、すごい見ちゃってて……」
「でもバレてないんでしょ?なら大丈夫じゃん!」
「鈴谷くんは寝ぼけてるからって言ってたけど……」
「もう!真央、ネガティブすぎ!見てたって、知られたら知られたで損はないじゃん?意識してもらえるかもだし」
奈々はポジティブすぎるんだよ……。
あたしはネガティブじゃない!普通だよ、普通。