ストロベリー・ラブ
「ねえ、ちょっと、紘斗くんカッコよすぎじゃない?」
あたしがひとり席についてため息をついていると、奈々があたしのもとに来てそう言った。
「そ、そうかな?」
顔が赤いのは分かってたけど、しらけてみせる。
でも、奈々にはお見通しで、
「またまた~、入学式話してたでしょ?真央女の子を敵に回しちゃいそうだから大変なんだよ?」
と言う。
女の子を敵に回す?
「あたしがっ!?なんでっ?」
「だってほら、結構人気者で顔がいい紘斗くんと真っ先に話してたでしょ。しかも声小さくなかったし、みんな聞こえてたんじゃないかな?」
あたしがひとり席についてため息をついていると、奈々があたしのもとに来てそう言った。
「そ、そうかな?」
顔が赤いのは分かってたけど、しらけてみせる。
でも、奈々にはお見通しで、
「またまた~、入学式話してたでしょ?真央女の子を敵に回しちゃいそうだから大変なんだよ?」
と言う。
女の子を敵に回す?
「あたしがっ!?なんでっ?」
「だってほら、結構人気者で顔がいい紘斗くんと真っ先に話してたでしょ。しかも声小さくなかったし、みんな聞こえてたんじゃないかな?」