HEVENCOAL-君の声-

次の日…

私はいつものように愛と一緒に登校した。

いつもと変わらない道を話ながら歩き学校についた。

教室にはいるとみんなから「おはよう」という声が聞こえてくる。

私は、髪型を直しにトイレに向かった。

廊下を曲がったところにハルがいた。

私は声をかけるか考えて いた。

するといきなりハルが頭を抱えしゃがみこんだ。


うっ…

それを見た私の足は無意識に動いていた。

「神田…？どうしたの？」

ハルは、

「うるせぇ。今みたことは忘れてくれ…｡」

と大声で私に言い、
「ごめん。」と言葉を残して教室に戻っていった。

私はそのことが頭から離れられないままトイレに向かい髪型を直し教室に戻った。


教室に入るといつもと変わらないハルがいた。

心配して損したっていうくらい元気だった。

でも、私はさっきのことが忘れられずハルを放課後呼び出し聞くことにした。

「神田…放課後話があるから屋上にきて。」

私はそう告げて足早にその場を去った。

それから、授業にも集中できず頭になにも入らなかった。

そして放課後…

私は愛に「ちょっと屋上に用があるから待ってて。遅かったら先帰ってて」と告げ屋上に向かった。


あとから愛がついて来てるとも知らずに…






少し待っているとハルがきた。


ハルは私の横にきて
「栗坂話って何…？」

と聞いてきた。

「あっ…えっと今日の朝の…」と言いかけたとき
「朝のことは忘れろっていっただろ」とまた朝とおなじようにハルは隠した…
私は諦めきれず…
「どうして隠すの…？」と言った。

ハルは「どうしてかって？まだ栗坂のこと信用してないから…」

私はそういわれてとてもムカついた…
イライラが収まらず
「やっぱり最悪な男…」と小さい声で去ろうとした…