Don't Cry
「でも何でお風呂に入らせたんだよ」
兼が結城を見た。
「高2だぜ?楓ももう大人だぞ…何が起きてもおかしくはない!」
結城は真帆に聞こえないように小声で言った。

「そんな関係には見えないけど」
隼人がお菓子を食べながら言った。
「そんな関係じゃなくても何か起こる時は起こるんだよー!俺がそうだったからな」
結城は得意そうにニヤついた。


「へぇ…じゃあ今日泊まるわ」
兼はリュックの中からスウェットを取り出した。
「俺もー!!」
隼人もスウェットを取り出した。
「あはっ!俺もっ」
結城もスウェットを取り出してその場で皆で着替えを始めた。


「はぁ〜…ただいまぁ…………って、えぇ!!何やってんの!?ちょっと!」
楓は急いでリビングに駆け付けた。

「おう!元気か少年!!今日俺達泊まるから」
結城は楓の肩を叩いた。


「どんだけー……」
楓は小さい声で呟いた。
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