いつかのMerry Xmas
「でもさー。
いくらゲームが好きだからって、発売初日に買ってそれからずっと徹夜でやるわけ?」
大学生なんだから、たまには講義にでるべきだし、それに。
ライブ前っていう、緊張感の端くれぐらい持てばいいのに。
「誰よりも早くクリアしたいじゃん。わかんないかなー、そういうゲーマーゴコロ」
「うん。
わかんない」
きっぱり言い切る私に、かねやんががくりと項垂(うなだ)れてるけど、しょうがないじゃない。
「あー、金子さんっ。早瀬さんまだ来ないんですか? マイクお願いしてるのに」
さやちゃんが、キーボードを置いてくれているかねやんのところに来て聞いている。
「――マイク?
ああ、それ。俺預かってきた。ゴメンゴメン。持ってくるわ。つか、楽屋に置いてあるから、ミューちゃんとってきてくんない?」
いくらゲームが好きだからって、発売初日に買ってそれからずっと徹夜でやるわけ?」
大学生なんだから、たまには講義にでるべきだし、それに。
ライブ前っていう、緊張感の端くれぐらい持てばいいのに。
「誰よりも早くクリアしたいじゃん。わかんないかなー、そういうゲーマーゴコロ」
「うん。
わかんない」
きっぱり言い切る私に、かねやんががくりと項垂(うなだ)れてるけど、しょうがないじゃない。
「あー、金子さんっ。早瀬さんまだ来ないんですか? マイクお願いしてるのに」
さやちゃんが、キーボードを置いてくれているかねやんのところに来て聞いている。
「――マイク?
ああ、それ。俺預かってきた。ゴメンゴメン。持ってくるわ。つか、楽屋に置いてあるから、ミューちゃんとってきてくんない?」