いつかのMerry Xmas
「――うわ。
 えっとえっと。今日の予定はなんだったっけ――」

「四人で遊ぶって約束だろ?
 さっき、克己から電話があった。ようやくエンディングが見れたってさ。
 シャワー浴びれば?」

「分かったー、そうする。
 私の着替え、あったっけ?」

「一番上の引き出し。右に」

そもそも、男友達の家に私の着替えがあることじたい、まともでないといわれればそうなんだけど、あまりにもこれが普通化していて、これがおかしいだなんて気付くことなんて出来なかった。


――その頃の、私には。
< 81 / 83 >

この作品をシェア

pagetop