しぃくれっと・はぁと



菜依がバッとその場から立ち上がる。


「何で?何でなの?どうして?!愛生、持田先輩に恋愛感情は無いって言ってたよね?!それなのに何で断らないの?!」


愛生は何も言えない。だけど精一杯、胸にある言葉を押し出した。


「わからないの、自分でもわからないの……。
隼人へのこの想いは恋愛感情なのかとか、智兄へのこの感じは何なのかとか、わからないの……。」


と小さく言った。


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