しぃくれっと・はぁと



「畦地、廊下は走るなって言っているだろ……。」


と隼人は呆れたように言いながら愛生を見た。


だがその愛生は泣いていた。


「愛生、どうした?」


つい下の名前で呼んでしまう。


愛生は何も答えず、隼人の隣から走って逃げた。


「ど、どうしたんだ?」


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