しぃくれっと・はぁと



智仁の優しさが痛かった。


愛生は堪えられなくなり、涙を流した。



智仁が優しく愛生の頭を撫でる。


「でも心配だな。ツラくないか?噂流れてるじゃん?」


と聞かれた。



ホントは怖い。


ツラい。


哀しい。



だけどこれ以上、智仁に迷惑をかけたくない。


愛生は、


「……うん、大丈夫だよ?」


と笑って言った。


< 149 / 214 >

この作品をシェア

pagetop