続・女好き彼氏
「………………え?」
あたしの頭の中は真っ白になる。
もう、ほんとに真っ白。
何も考えられないぐらい真っ白……。
でもそんな頭でもあたしは必死になって頭を回転させる。
え?
え?
どうゆうこと…………ですか?
悠雅に…………彼女?
え?嘘。なに、それ?
自分の心臓はバクバクとうるさくなって
自分の周りの音は何も聞こえなくなって
自分の目の前にいる海哉くんの顔も見えなくなって
とにかく、あたしの時間が止まってしまったみたいになって…………。
「う……そ……………だよね?」
呟くようにあたしの口から出た言葉。
「嘘じゃないよ」
海哉くんの言葉がやけにあたしの心に突き刺さる。