続・女好き彼氏



ドキドキ、ドキドキ。


心臓が破裂しそうにうるさくなる。


あー、やばい。

鼻血でそうなぐらいやばい。


俺はゴクリと唾を飲み込み、咳払いをする。



『あの…………久しぶりだな』


俺は少し上目遣いをつかい
美夜を見る。


きっと、小学生のときみたいに
にっこり笑って『久しぶり』っとか
『かっこよくなったね』っとか言ってくれる。


だって、


だって、


あのとき…………俺が引っ越すとき


美夜は言ってくれた。


また会える


そう、言ってくれたよな?


ドキドキ、ドキドキ。


高鳴る心臓。


こんなに心臓が動いたの
何年ぶりかな?


美夜に触れて興奮する俺。


でも


美夜の反応は俺が期待している物じゃなかった。



『え……………?』



俺の顔を見て
戸惑って首を傾げる美夜。



え…………?


ってなに?













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