続・女好き彼氏



ドキュ―――ン!!!!



あたしのブラコンスイッチが作動してしまった。



まだ怖い顔をしてあたしを見ているものの
ちょっと頬をピンクにして照れたような声で言ってきた


『心配したんだぞ?』って……



鼻血出しちゃってもいいんですか?



なんて聞く前に



「み、美夜!!お前、鼻血出てるぞ」



「え!!嘘ぉ」



あたしは自分の鼻を軽く触ってその手を見る。



わぁ……



手が真っ赤ですなぁ。



なんて冷静に考えているあたしをよそに光太は大慌て。



「どどど、どうしよう!?鼻血が出た!!」



鼻血ぐらいで騒ぐなんて……



それに鼻血出したのあたしだし……






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