続・女好き彼氏



あぁ……

苦しい



あたしは軽く目を閉じて小さなため息をついた。



「俺さ、美夜に話したいことがあるんだけど」



いきなりあたしの耳元で甘く小さく囁かれた声に少し体が震えた。



あたしは閉じていた瞼を開いて悠雅の方を見る。



悠雅の表情は口元だけ笑っていて……
目は全く笑ってなくて



ただ悠雅の目の中には恐ろしい怒りが見えたような気がした。



「じゃあ、またメールするから」



ニコっと偽物の笑顔をあたしとてるちゃんに浮かべて悠雅は男子達が楽しそうに騒いでいる方に行ってしまった。




あたしの返事も聞かないでまた、メールするだなんて……



嫌だ………










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