続・女好き彼氏
うわわわわあああああああ!!!
破壊力が強すぎて
あたしはにやけるのを
必死に我慢する。
「そ、そんだけっ!
さっさと出てけよ…」
そう照れながら呟くと
あたしの腕から手を離してまたあたしに背を向ける光太。
ああ、可愛い。
なんて、思ってる暇ないか……
光太は今、熱あるんだから…。
「じ、じゃあ、なにかあったら呼んでね」
そうにやけながら言うと
あたしは光太の部屋から出た。
「お姉ちゃん……か…」
光太は一人
部屋のベッドに横たわりながら
心を痛めて呟いた。
「姉弟なんかじゃ……なかったら…
俺が守ってやれたのに…」
そう呟いて光太は涙を流し
深い眠りについた。