続・女好き彼氏
そのときあたしはどきりとした。
光太くんの
熱い吐息があたしの耳にかかったせいなのか
それとも
光太くんに美夜じょないって
バレてしまったかもしれないからか…
そんな、ことは
わからないけど
けど……
もう
もういい。
嫌われったて
バレたって
今
あたしが後悔したくないの…
「あたしは……
あたしは、好きだな…
光太、の……一途で真っ直ぐな
美夜を思う気持ち」
「え?」
言え。
言うんだ。
今……。
『でも、そんな気持ち
捨てちゃって、あたしをすきになりなよ。
お姉ちゃんと両思いなんて
絶対無理なんだから』
そう、
言ってしまえ。