続・女好き彼氏




俺の心臓がバクバクと音を立てる。



息も少し荒くなってきた気がする。






俺は少し息を吐くと
張りのある声を出した。





























「美夜は今……お前の彼女なんだろ?」







俺の言葉で


狭い部屋に緊張がはしる。




一瞬でシンっと静かになった部屋。








図星……



なのか?






そう思っただけで

俺の思いがズシッと沈む。











だけど


俺の言葉に答えを出したのは


海哉じゃなくて






「海哉と美夜は付き合ってない」






リンっとした声でそう言ったのは八神だった。










































< 318 / 355 >

この作品をシェア

pagetop