続・女好き彼氏
諦めの気持ち 2
美夜*サイド
大好きな人が家まで訪れた。
息を切らして
私なんかのために汗をかいて
走ってきてくれた。
どうしたの?
そんなに慌てて。
そうやって優しい言葉をあなたに言って
抱きしめられて
好きだ。
なんて…
そう言われたらとても幸せなはずだった。
だけど。
私には、そんなこと出来ないの。
悠雅?
私は、今でもきっと
あなたのことが好きなんだと思う。
ううん、好きだと思う。
だけど
だけどね?
今の彼女さんを大切にしない悠雅は
好きになれないよ。