続・女好き彼氏
てるちゃんが怒ってるからなのかあたしの怒りはどっかに行っちゃって今はとても落ち着いていられる。
「もう、そんなに怒らないの」
あたしはてるちゃんの頭を二回ほど優しく触る。
「そんなのであたしが落ち着くと思ってるの!?」
廊下中響き渡るぐらいの大声で叫ぶてるちゃん。
まぁ、あたしがなだめただけで落ち着くわけないって分かってたけどね。
あたしは苦笑いを浮かべててるちゃんに首を横に振った。
その時
「なんで、てるちゃんそんなに切れてんの??」
あたしたち二人の後ろから声がした。