続・女好き彼氏
「悠雅、最悪だよっ!!
美夜を自分から中庭に呼び出してたくせに行かないなんてっ!!」
てるちゃんの顔は怒りで真っ赤になっている。
悠雅は首を傾げてキョトンとした顔で応えた。
「だって仕方ないよ、他の女の子に屋上に呼び出されたんだもん」
あたしの頭も心の中も真っ白になった。
他の女の子に呼び出されたから中庭に来なかったの??
自分から来いって行ったのに……
真っ白になった全部に点々と黒い物が広がっていくのが分かる。
何も言わないあたしに変わっててるちゃんがまた口を開いた。
「それだったら美夜に連絡ぐらいしなさいよっ」