続・女好き彼氏
「なに、にやついて……んだよぉ」
あたしの後ろでぜぇぜぇと息を切らしカッターシャツをパタパタしている光太。
うぉっ!!
着崩れた服から肌が露出して究極のフェロモンがぁぁ!!!!
まぶしい………
あたしはそんな光太を見てまたニヤニヤしてしまう。
「水」
「はい、どうぞ♪」
あたしは自分の鞄から学校に来る前に買った水を取り出して光太に渡した。
もちろん、ペットボトルの蓋を開けて。
光太は開けたばかりのペットボトルの水を半分飲み生き返ったと言うように大きなため息を吐く。
「疲れる…」
「お疲れ様でぇす」
最近、光太は忙しいらしい。