続・女好き彼氏
――――……
「………」
あたしは閉じていた瞳を開けて周りを見渡す。
まぁ、見渡さなくてもベッドに寝てる時点で保健室だってわかってるんだけど……。
あたしが寝ているベッドの周りは少しボロボロのカーテンで中が見えないようにしてあった。
窓の方のカーテンを開けると空は少し紅色に染まっている。
もうすぐ夕方なのかな……。
まだぼーっとしている頭で考える。
誰が連れてきたんだろう。
てるちゃん?
先生かな?
それとも……
悠雅くん??