続・女好き彼氏
「顔真っ赤」
あたしの多分赤くなっている頬をツンッとつついてきた。
その赤月君の行動でもっと身体が熱くなった。
あたしは恥ずかしくて赤月君の顔が見れなくてその場から逃げ出した。
「また……また新しい彼女さんのところにいっちゃったよぉぉ」
あたしはてるちゃんに飛び付くように抱きついた。
「あー、はいはい」
きっとてるちゃんの心の中は
『またかよ』って思ってるに違いない。
だって声とか表情でわかるもん。
「うぅ……うっ」
あたしの瞳から流れる涙はずっと流れてて止まりそうにない。
だから
「屋上行こっか……」
っててるちゃんが優しく言ってくれた。