続・女好き彼氏
あたしはまたもや硬直する。
ななななな、
「なんで閉めんのよ!?」
輝いた瞳から一変、
今度は瞳に涙をためながら叫んでやった。
てか、聖斗の奴
ちゃっかり自分だけ門の中に入ってやがるし!!!!
あたしは涙目で聖斗を睨み付ける。
「そんな目で睨み付けて怖くありませーん」
言い方がムカつく
顔がムカつく
生きてるお前がムカつくわぁ!!
あたしは歯をグッと噛み殴りかかるのを我慢した。
「『開けて』って言ったから開けただけで『入れて』なんていってなかったお前が悪いんだよ」
勝ち誇ったようにあたしを見下ろす聖斗にあたしは頭がきた……
だから、仕方ないと思ったんだ……
こうするしか
方法がないんだ。