続・女好き彼氏
やった!!潜入成功だ!!
なんて思ったのもつかの間で…
あたしは聖斗に放り投げられたわけでして…
玄関の床に顔からダイブしてしまったわけでして…
ズザザザザッ
あたしは案の定、顔面から着地した。
「ぶ、お前が悪いことするからバチがあたったんだよ」
腹を抱えてまた見下すように笑いだした聖斗。
さっきまでの表情や焦りはなんだったのか、と考えてしまう。
って考えてる暇なんてあるかぁぁぁ!!!!
顔からダイブだよ!?
女の子って顔が命とかよくゆうじゃん!!
まぁ、そんなことどうでもよくないけど、
とにかく言葉にあらわすことの出来ない痛さだったため、
あたしは人ん家の玄関で顔を押さえながら転げ回ったのだった。