続・女好き彼氏



あたしは少しだけドアを開けたとき、何かの違和感を感じた。



ノックせずにドアが開いたのに部屋の中からなんの声もしない。



え……もしかして
まだ帰ってきてなかったとか?



あたしは少しのドアの隙間から中の様子を覗いてみた。



そのとき悠雅の香りとかすかな涼しい風が頬をかすめた。



窓があいてる…。



あたしは部屋を見渡し悠雅が部屋にいないかを確かめた。



部屋を見渡してみて改めて思ったけど、結構キレイにしてるんだなぁ……



本棚は汚いけど……あ、



そんなことを考えていたら部屋のすみに置いてあるベッドが少し膨らんでいるのが見えた。



あたしは忍び足で中に入り、ベッドに近づく。



やっぱり……寝てる。








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