続・女好き彼氏



やっぱり悠雅はもうあたしの彼氏じゃないんだ。



悠雅と話しても何もかわらない。



悠雅は昔のあたしとの記憶を全部無くしてしまったんだから仕方ない。



でも……でも………



あたしは悠雅が好きだ。



確信してしまった。


諦めなくちゃいけないのに。


悠雅のことが大好きだから



今まで悠雅と付き合ってた奴ら、みんないなくなればいいとか、
悠雅をあたしだけのモノにしたいってゆう独占欲が強くなってしまう。



悠雅…好き。



悠雅………



「好きです…」




いつの間にかあたしの瞳から涙が何粒か落ちていた。


落ちていく涙はベッドのシーツにシミをつくっては染み込んでいなくなる。








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