続・女好き彼氏



頭がいたい。
頭がいたい。
頭がいたい。


天井に取り付けられている電気が、まばたきをあまりしない俺の目を刺激してくる。


目もいたい。


目を瞑って右手のちくわにかぶりつく。


そしてゆっくり考えた。


そう…そうだ。


俺は二回夢を見たんだ。


一回目は俺が病院にいて医者っぽい人達に記憶喪失とか言われて…

聖斗と美夜が来て…

美夜が俺の彼女だったのかぁってわかったて

美夜をいじめたくなって
狂ったみたいに
美夜しか見れなくなって


ってこれは
現実にあったことだ。


俺は口の中のちくわを飲み込み、リンゴジュースで喉に引っ掛かっているちくわを流し込む。



「はぁぁぁぁ」


またなっっっがぁぁぁいため息を吐いた。


一回目の夢ははっきりと思い出せた。


で、問題は二回目の夢みたいだ。



全く思い出せない。


女の子が出てきたことイガイ、何もだ。







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